ジャニーズに導入したいハロプロの当たり前
ジャニーズとハロプロの兼ヲタを長くやっていると一方の良いところをもう一方に上手く活かせないかと思ってしまう。
例えば、アクリルスタンド(以下、アクスタ)である。
ハロプロ界隈ではFSK(フィギュアスタンドキーホルダー)と呼ばれるそれは、グッズとして発売してからというものの、もうすっかり定着している定番グッズである。毎イベントで様々なスタイルの各メンバーのものが発売されており、コレクションとしてヲタクたちは集めている。
これが発端かはわからないが、その後3次元ビジュアルのままアクスタとして発売されるジャンルが増え続け、それはジャニーズにまで発展することとなった。
Jr.のグッズとしてまず導入することとなったが、現在ではデビュー組にまで波及している。
このようにハロプロの当たり前としてあるものを男性アイドルの事実上トップであるジャニーズにも導入することで、ファンの楽しみが増えるのではないかとあくまでもファンの妄想として提示するために綴ることにする。
まず、これはすぐ導入可能だろうと思っているのがライブのソロアングルDVDである。
私は現場では担当(推し)をずっと見ているタイプのヲタクなのだが、円盤ではそれは叶わない。例えば、円盤特典として数曲のソロアングルがあることはあるが、特定のメンバーverとしての円盤の発売は私の好きなグループではまずない。
受注生産のみでFC限定発売だったら売り上げとしてヲタ間で争いも起きないし、私たちは常に担当が見られてhappyなのではないだろうか。
また、円盤関連ではDVD magazineである。
これは毎ツアーなどでグッズと同じ並びで発売されるDVDであり、そのツアーにちなんだゲームやトークを繰り広げる。
内容としては、ジャニーズJr.チャンネルの一本の動画を長めに編集して円盤化したようなものであると考えても差し支えないだろう。
そう、お金払うから未公開映像出してくださいというコメントが散見されるJr.チャンネルだが、それを実現させる夢のある提案なのである。
ヲタクは担当のただ喋ってるだけだったり遊んでいるだけだったりする動画やライブの裏側でケータリングを食べてる動画が大好きなのだ。いつもありがとう。ハロープロジェクト関係各位、及びアップフロント様。
そして、実現は難しいと思われるが(言うだけはただなので)各メンバーのバースデーイベントと称するソロコンサートの開催を切望する。
ハロープロジェクトでは、加入したメンバーの誕生日当日や付近にソロのイベントを開催している。もちろんその開催に即して個人のオリジナルグッズが販売されるし、ライブパートのセットリスト以外にも衣装やトークの内容などが全てメンバー自身のプロデュースによるものである。個人のオリジナルTシャツやペンライトなどもメンバーによっては発売されるので、特にガチファンにとっては参加必須の毎年恒例イベントである。
おそらく規模が違うので、箱の選定、他の仕事との兼ね合いなども含め実現は無理であるとは思われるのだが、私はこのバーイベを強く推したい理由は3つある。
1つは、ツアーの日程によってヲタクが直接誕生日を祝うことができるメンバーが限られてしまっている現状にある。
先日、私は某グループの自担であるメンバーの誕生日公演に参戦したのだが、誕生日当日がライブだというのは実に10年振りであり、今まで直接お祝いが出来ていなかったヲタクはかなりの数いると予想された。
また、ツアーの日程によっては毎年必ず被らない人や逆に絶対に祝われる人がいるのだ。
これはヲタクとしてかなり感情的に不満が生まれやすいし、逆にどんなに日程や会場の希望が合う公演でも、「○日は○○の誕生日だから他担は避けるべきだよな……」などと遠慮してしまう、倍率を気にしてしまう可能性もある。
これを解消するには、全員に誕生日付近にコンサートをする機会を与えることで感情を均等にする他ない。
そして2つ目は、ゲストの存在である。
普通、グループ単独公演ではかなり特殊な状況ではない限り、他のグループのメンバーの登場はない。
しかしながら、バースデーイベントはそれを可能にする。主役のメンバーの仲のいいメンバーや憧れのメンバー・OGの登場、またはビデオメッセージが事前発表またはサプライズであるのだ。
これはグループの垣根を超えてのゲスト出演が実現するので、プライベートで仲のいい人や研修生時代の同期なども登場する。
イベントに行った結果として、コンビ厨になって帰ってくるというかなりヤバいイベントであることは確かである。
実際、ジャニーズではグループ内外の仲のいいメンバーがいることが有名なメンバーも多いのは確かだが、雑誌などで語られていないエピソードが飛び出したり、逆にヲタクにはあまり知られていない関係性が浮かんでくるのだ。絶対に見たい。
3つ目の理由は、ライブコーナーである。
実際のバースデーイベントでは、歌が得意なメンバーは歌メイン+公演別で違うセットリストなどの工夫があるので存分に美声を聞くことができる。(そういうメンバーの場合、最推しでなくとも歌を聴きにくるヲタクがいるので毎回チケット落選祭りである)一方で、歌を歌うことに苦手意識があって普段歌割が少ないメンバーは、曲数こそ少ない場合があるものの、ヲタクとしては一曲丸々とそのメンバーが歌うことに非常に価値を見出せる。また、楽器演奏ができるメンバーは弾き語り、ダンスが得意なメンバーは歌わずオリジナルダンスのみを入れたりと自由度の高いものである。
そして、最も貴重なのが、モーニング娘。‘19、9期メンバー生田衣梨奈さんの持ち企画である「憧れフレーズメドレー」である。いわゆる曲の見せ場のパート(自分のパートではない)だけをメドレーにしてしまうという、本当にソロイベントでしか見られない最強企画なのである。
ヲタクは一度は自担にこの曲歌って欲しい・この歌割り欲しいと考えているものだと思うのだが、その欲望を叶えてくれるチャンスなのだ。別グループの曲はもちろん、時には事務所外のアーティストの曲も入ることがある。絶対に聴きたい。
以上が私がバースデーイベントをやってもらいたい理由である。よろしくお願い致します。
そして、最後に。
Jr.も応援してる身としては絶対にハロプロ研修生実力診断テストを入れるべきであろう。
ハロヲタとハロプロ研修生にとっての年に一度の特大イベントである。
この実力診断テストは、アバウトに説明すると、研修生一人一人が思い思いの曲と衣装でパフォーマンスをし、ヲタクがそれに投票、その票数によって各賞が決まるというイベントである。
ジャニーズで言うとジュニア大賞が感覚として一番近いものであると思われる。最優秀パフォーマンス賞を受賞したとしてもデビューが確約されているわけではないが一躍注目を浴びる存在へとのし上がることができるという部分も通じているものがある。
ただし、これの難しい部分はヲタク側にある。
単なる人気投票ではないからだ。
歌、ダンスなどのパフォーマンス面が重視されているハロープロジェクトならではのこのイベントでは、推しだからといって無闇に投票することができる空気ではない。
どれくらいのモチベーションかというと、毎年採点表を持参してくるヲタクがいたり、初心者のために各研修生のプロフィールや期待値などを新聞のようにまとめて配布するヲタクがいるくらいである。
ジャニヲタとして、アイドルヲタクとして、そのモチベーションで実行できるヲタクはどれくらいいるであろうか。
ヲタクの成熟度が試されるイベントであることは間違いない。
とはいえ、一年ごとに成長する推しを見るのはすごく楽しいし、今回はどんな衣装でどんなパフォーマンスをするのかというワクワク感はヲタク冥利に尽きるものである。
思ったより長くなってしまったが、ジャニーズの運営側に対しては、本当に本当に日々感謝をしているし、タレントの皆様方にはいつも元気をもらっているということは忘れないでいたい。