別に感謝なんてされなくていい 【デビュー週の備忘録】
これは、SixTONESがデビュー日を迎えた直後に綴ったもので、その時の感情をそのままぶつけたのでまとまっていないですが忘れたくないのでアップします。
長かったデビュー週でしたが、今思うとお祭りのようで貴重な体験でした。
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SixTONESがデビューした。
もっと早くブログ書きたかったが、実生活とデビュー週のお祭り騒ぎに忙しくてデビューに対するブログを書くことはできなかった。
ともかく、今の感情をただ綴りたいと思う。
私自身、長年ジャニーズデビュー組を応援していたが、Jr.から応援している人がデビューする経験は初めてだった。
友人がキンプリ降りていたのでなにやらデビュー週というものは忙しいという情報だけはあったし、その友人から色々聞いてはいた。
しかし、状況は違っていた。
合同デビューによるSNSやYouTubeチャンネルで攻防の過激化したことによって、楽しみにしていたデビューがヲタクたちの戦争に発展した。
ここに対しての文章は本当に沢山の方がブログを書いてらっしゃるし、ほぼ同意なので特に言及しない。
怒涛のデビュー週が終わり、初週売り上げがオリコンやビルボードのランキングとして発表された。
かく言う私も微力ながらCDを複数買いしたのだ。
「彼らには1位しか似合わない」
そう思いながら必死にCDを複数枚買い、ビルボードの対策用のツイートをし、YouTubeの動画を毎日何回も再生したのだ。
もちろん買ったものを無駄にはしたくなかったので周りのジャニーズを応援していない人に配ったりもした。
ヴィジュアル系のバンドをやっている知り合いには「YOSHIKIさんが作ったので聴いてください」と言ったりして、できるだけ彼らをジャニーズという色眼鏡で見るのではなく、"音楽グループ"として見てもらえるようにと願いを込めて。
だけど、それでも疲れはしなかった。
デビュー週が終わってもSixTONESが大好きだし、これからも応援していきたいと思っている。
一つだけ思ったことは、私はファンとしてできることを精いっぱい頑張ったが、別に彼らからの見返りを求めたわけでもないし、別に感謝なんてされなくていいということ。
Twitterを見ていると、こんなに売り上げがあったのに十分に感謝をされてない、足りないなんてことを言っている人を見かけた。
アイドルにとって私たちファンはごひいきにしてくれている消費者である。しかし私たちは消費者であるという自覚をしばしば忘れがちだ。
それは、アイドル側が「ありがとう。みんなのおかげです」「みんなもチームの一員です」と言ってくれるからかもしれない。
こういった発言ができるアイドルは素晴らしい。その当事者意識が私たち個人個人に生まれるからこそ、より熱狂的で結束力があるファンダムの力が形成されるのだ。
しかしながら、”いち消費者である”ということはこれから先もファンを続けるにあたって失くしたくない。今回の件でそう思わざるを得なかった。
彼らが提供してくれる、販売してくれる音楽または写真、テキストそしてライブなどを私たちは「買っている」消費者なのである。
だからこそ、購入したことに不満が生まれる可能性があるときは買わなくていい。
心が荒むような戦いに不用意に乗り込まなくていい。
それがジャニーズという国内最大級の大手事務所を応援している最大のメリットなのであろう。
思えば、別事務所のアイドルや若手俳優を応援してたときより穏やかに応援できてる気がする。このチケットを買わないと次はライブできないかも、グッズを買わないと次は推しが呼ばれないかも……そう思いながら必死にお金を出していた。それが優越感や自己肯定感に繋がっていたが、今の状況は私には合っているのかもしれない。
私は自分で考えて選択してこのデビューを迎えた。楽しかった。つらかった。
でも、彼らが一番似合う一位をとれた。満足している。
私が頑張ったのは彼らが魅力的だから。彼らがすごいから。
感謝なんて、されなくていい。