Kドルの誕生日の祝われ方とその存在にジャニヲタが驚いた話

 

最近韓国のアイドルであるBTSにハマったジャニヲタのヲタももち(ヲタ友達)と韓国旅行に行くことになったため、そちらのアイドル事情に触れる機会が増えた。

 

そこで衝撃を受けたのは、海外への広告塔としての扱われ方、そして誕生日を国全体が祝うという国内における存在の大きさである。

 

まず、初めに旅行に行くにあたってガイドブックを購入した。それはどこの本屋でも売っている1000円程度のものであり、なにも意図せず購入した物であったが、開いてみると驚きの連続であった。

免税店などの広告にアイドルが起用され、そのページにはそのアイドルたちの写真が散りばめられて情報と共に紹介されていた。まさに国を背負って観光客の誘致を任されているのだ。友人の持っていたガイドブックも読んだが、アイドルの写真は必ず掲載されていた。それほど海外の人々のKドルへの関心が高いということがわかる。流石国策。事務所の推し方の規模が大きすぎる。

 

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これから海外での活躍を視野に入れているジャニーズ事務所ではあるが、一朝一夕では互角の地位にいくことが難しいのではないかと思ってしまった。現在、日本の男性アイドルはジャニーズ事務所一強で、度々政治家との絡みはあるが、国内ではよく思われていないことが多い。つい「国民的」アイドルという意義を考えてしまう。。。

 

そして、そのガイドブックの中でより驚いたのは、ヲタ活の方法が紹介されていたことである。

日本では、事務所の場所はさておき、レッスン場などの紹介をして”おっかけ“を推奨しないし、ましてやメンバーに関わりがあるお店や親戚がやっているお店などをいちいちガイドブックで紹介はしないだろう。

日本に置き換えて具体的に言うならば、相葉雅紀さんの実家の中華料理屋はここ!二宮和也さんがJr.時代通っていたラーメン屋はここ!(適当)などという感じである。メンバーが公言していない限り、ネットで密かに噂され、行動力があるヲタクだけは行く程度でそんな紹介のされ方はまずありえない。

これも存在の需要と人気の高さを思い知らされた例の一つであった。

 

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このような国外人気が強いKドル、実際の国内の人気はどれくらいなのであろうと思っていた矢先、友人から衝撃的な写真を見せてもらった。

 

 

凄すぎる。日本ではアイドルや芸能人の誕生日を祝うツイートが日々トレンド入りすることや、『祭壇』文化があったりして、本人がいない場で祝うことが当たり前だと思っていた。しかし本人にも伝わる形でこのような一種のお祭りにも思える写真を見たのが衝撃的であった。

 

しかし、私はこのような“お金を沢山使う祝福”は嵐レベルの限られたトップグループのメンバーのみだと思っていた。

 

だが、旅行中、駅で何度も改札通路や出口への階段付近の広告で色々なアイドルの誕生日を祝うポスターを見ることになり、その“当たり前”に驚きを隠すことができなかった。

また、日本でも有名なTWICEのメンバーのラッピングカーなども見た。

これらをファンがやっているというのがもう既に存在の大きさ、お金の使い方の次元が違うことを物語っている。

 

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しかしながら、ジャニーズにはこれは難しいだろう。

マスター文化がないので公式以外の写真を入手することは「闇」ルートに手を出さなくてはいけないし、その上で、ネットでの規制が緩和されたことが大きな話題にはなったものの、商業利用ではない1ヲタクがそれを使用することは困難だ。

 

 

特別現地のヲタクと接したわけではないが、かなり街全体・国全体として”ヲタ活“することを好意的に受け入れているような印象を受けた。

至る所に誕生日の祝福メッセージがある街中は、「毎日誰かの生まれた日であり、それを祝うことを忘れない」という人間として普遍的な価値観をも改めて考えることができるいい環境であった。

 

 

また、BTSのポップアップストアでは、本当に多くの国籍の人々が並んでおり、待機列ではたくさんの言語が飛び交い、スタッフは母国語のほかに英語での説明を強いられていた。それくらい世界の各国からヲタクが訪れていたのだ。

 

今後世界に羽ばたいていくであろうジャニーズグループへの期待がかなり高まった旅であった。