「担当は自分の顔が好きじゃないらしい」

 

 

アイドルってみんな自分のこと好きでかっこいいと思っているから出来る仕事でしょう?

 

そう思っている時期が私にもあった。

長年応援しているデビュー組アイドルの影響だろうか。自分の顔の良さを知った上でのパフォーマンスに圧倒的な魅力を感じているし、そんな彼のアイドル性に尊敬の念しかないのだ。選ばれし者だけが辿り着けるアイドルという職業。そう思い込んでいた。

 

だからこそ、雑誌でのインタビューにて「自分の顔、あんま好きじゃないから(照)!」と答える彼に強い衝撃を受けた。

 

ジャニーさんには「youブサイクになったね」と言われたと語る彼は、周囲から幼少期は可愛かったと言われ続けていることによって、きっと今の自分のビジュアルに関して自信が無いのだ。

しかしながら、彼の自己評価はどうであれ、彼を応援させていただいている身としてはそれは絶対に違うと否定したい。

むしろ美しい顔なんだと発信したい。

 

ということでこのブログでは、素人が素人なりに様々な観点から自担の顔の素晴らしさを綴っていこうと思う。

私は自称骨格フェチで、顔の骨格からパーツ配置までの拘りが強いヲタクであるので、個人的趣味に近いが、アイドルとして重要な好印象を受ける顔というところにもスポットを当てて、自担の顔の好きなところを文にしていければと考えている。

 

 

⒈美しい顔の定義とは

単に美しい顔と言っても様々な定義があると思う。その中でも私が注目している「パーツ配置」と「Eライン」、「頬壁」に重点を置いて考えていきたい。

 

「パーツ配置」とは、顔のパーツ、つまり目や鼻や口の位置のことである。巷では黄金比とされるようなものがある。簡単に説明すると“人間が美しいと思うような間隔で配置されているかどうか”ということなのだが、正直この法則に全て則っていて完璧であるという人間が果たしているのか甚だ疑問が残る。しかしながら、この黄金比が全てとは言わずとも多く使われている人が美しいとされることは確かであると考えている。

古代ギリシャなどの建造物等から考え出されたこの黄金比は、細かい実数で言うと1:1.618と言われている。(まぁ私はほぼほぼ1:1と考えている。)

 

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次に「Eライン」とは、主に顔の鼻から下の部分についての横顔のことを指す言葉である。主に、鼻先から顎先までを線で結び、口がその線を越さない、引っ込んでいると綺麗とされている。顔の下半分は例えば目や眉毛と違い、メイク等で綺麗に見せることができないため、顔の綺麗さという点では重要視されている。

 

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「頬壁」とは、笑顔になった時に口角と歯の隙間から見える頬の内側(裏側)のことであり、それが見える人は好印象を抱かれやすいとされている。

好感度が重要な芸能人、アイドルとしてこれが見えるということはかなり重要であると考えている。

 

 

森本慎太郎くんに対する考察

⑴パーツ配置

実際に森本慎太郎くんの顔に黄金比を線画にしているマスクを透過して重ねて見るとほぼ重なっていることがわかる。つまり、顔の配置が良く、バランスが取れたお顔であるのだ。

この場でジャニーズ事務所所属である自担の写真を出すのは不味いので、お顔を私が無理矢理線画のようにしてトレースしている。手ブレによる歪みなどはご了承いただきたい。

 

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⑵Eライン

こちらも上記と同じく写真をトレースしている。

 

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私は自担のEライン、横顔が一番好きである。

線画では伝わりづらいが、真っ直ぐと伸びる高い鼻としっかりと発達している顎に男らしさを感じさせ、人中から上唇でCカールしており可愛さもある。鼻に注目すると鼻先が下に向けて伸びており、正面から見ても鼻の穴が見えない綺麗な鼻である。また眉間と眉骨に高さがありながらも額に向けて丸みがかかっている。

この特徴は西洋人に多く、海外進出を見据えて活動するSixTONESとしては、様々な国の人に受け入れてもらえる特徴なのではないかと思う。

 

⑶頬壁

森本慎太郎といえば笑顔が印象的である。

雑誌やYouTubeなどで笑顔になっている顔を見返すと綺麗に頬壁が見えている。(オレンジで囲ったの部分)自担の笑顔が印象的なのも、これが一因なのであろう。

 

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以上が巷で言われている美しさの条件との比較だ。

 

⒊私的森本慎太郎くんの好きなパーツ

⑴頬骨

一般的に顔を男顔、女顔という分け方をするが、男顔の特徴として頬骨が高いということが挙げられる。その中でも横に広がって高い場合や正面に向かって高い場合があり、慎太郎くんは男顔で後者であるように見える。

この骨格は年齢を重ねても頬のたるみが少ない可能性が高く、それ故に顔が老けて見えないようだ。

これは30代以降も活動するであろう彼にとって非常にアドバンテージがあるのではないだろうか。

 

⑵鼻翼

人それぞれ鼻には個性があるが、私が注目しているのは鼻翼基部、いわゆる小鼻である。慎太郎くんは小鼻のラインの食い込みが少なく、言わばクセがない綺麗な鼻だと思っている。また、左右の小鼻と鼻柱の3点を結んでできる三角形のバランスをACRといい、正面から見てACRの三角形が下向き二等辺三角形の状態が美しいとされているのだが、慎太郎くんも下向きに綺麗に二等辺三角形になっていて美しい形であると言えるだろう。

 

⑶上唇

慎太郎くんの上唇は一般的に見て薄いとは思われるが、中心が少し下に厚く、唇の山はやや平坦、端に行くにつれてハの字にしなっている。これは俗にゆうアヒル口なのだが、特に口を閉じているときの形が珍しいように思う。非常にかわいい。

 

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⑷口角

慎太郎くんの口角はキュッと常に上がっている。

特に雑誌等の笑顔だと左口角のほうが少し大きく上がりやすい。

一般的には顔のパーツは左右対称になっていると美しいと言われがちだが、この少しニヒルな笑顔が普段の彼の明るい性格とギャップが生まれ、「カッコよさ」をより強めていると感じている。

 

 

 

以上、顔や印象について専門家ではない1ヲタクが好きだという気持ちだけでざっとではあるが、語らせていただいた。ずっと彼の顔と向き合っていた時間は非常に楽しかったし、自己満足度が高いので続編を書けるようにもう少し勉強していきたい。

 

本人にこのブログが届くとは思っていないが、これを読んでなぜカッコいいのか、好きなのかを言語化出来る人が増えればそれが沢山の声になり、周囲からの言葉が過去との比較ではなく今の彼を褒める言葉だけになっていつの日か自分を好きだと思ってくれる日が来ることを願う。

 

 

 

ジャニーズに導入したいハロプロの当たり前

 

ジャニーズとハロプロ兼ヲタを長くやっていると一方の良いところをもう一方に上手く活かせないかと思ってしまう。

 

例えば、アクリルスタンド(以下、アクスタ)である。

ハロプロ界隈ではFSK(フィギュアスタンドキーホルダー)と呼ばれるそれは、グッズとして発売してからというものの、もうすっかり定着している定番グッズである。毎イベントで様々なスタイルの各メンバーのものが発売されており、コレクションとしてヲタクたちは集めている。

 

これが発端かはわからないが、その後3次元ビジュアルのままアクスタとして発売されるジャンルが増え続け、それはジャニーズにまで発展することとなった。

Jr.のグッズとしてまず導入することとなったが、現在ではデビュー組にまで波及している。

 

このようにハロプロの当たり前としてあるものを男性アイドルの事実上トップであるジャニーズにも導入することで、ファンの楽しみが増えるのではないかとあくまでもファンの妄想として提示するために綴ることにする。

 

 

 

まず、これはすぐ導入可能だろうと思っているのがライブのソロアングルDVDである。

 

私は現場では担当(推し)をずっと見ているタイプのヲタクなのだが、円盤ではそれは叶わない。例えば、円盤特典として数曲のソロアングルがあることはあるが、特定のメンバーverとしての円盤の発売は私の好きなグループではまずない。

 

受注生産のみでFC限定発売だったら売り上げとしてヲタ間で争いも起きないし、私たちは常に担当が見られてhappyなのではないだろうか。

 

 

また、円盤関連ではDVD  magazineである。

これは毎ツアーなどでグッズと同じ並びで発売されるDVDであり、そのツアーにちなんだゲームやトークを繰り広げる。

 

内容としては、ジャニーズJr.チャンネルの一本の動画を長めに編集して円盤化したようなものであると考えても差し支えないだろう。

 

そう、お金払うから未公開映像出してくださいというコメントが散見されるJr.チャンネルだが、それを実現させる夢のある提案なのである。

ヲタクは担当のただ喋ってるだけだったり遊んでいるだけだったりする動画やライブの裏側でケータリングを食べてる動画が大好きなのだ。いつもありがとう。ハロープロジェクト関係各位、及びアップフロント様。

 

 

 

そして、実現は難しいと思われるが(言うだけはただなので)各メンバーのバースデーイベントと称するソロコンサートの開催を切望する。

 

ハロープロジェクトでは、加入したメンバーの誕生日当日や付近にソロのイベントを開催している。もちろんその開催に即して個人のオリジナルグッズが販売されるし、ライブパートのセットリスト以外にも衣装やトークの内容などが全てメンバー自身のプロデュースによるものである。個人のオリジナルTシャツやペンライトなどもメンバーによっては発売されるので、特にガチファンにとっては参加必須の毎年恒例イベントである。

 

おそらく規模が違うので、箱の選定、他の仕事との兼ね合いなども含め実現は無理であるとは思われるのだが、私はこのバーイベを強く推したい理由は3つある。

 

1つは、ツアーの日程によってヲタクが直接誕生日を祝うことができるメンバーが限られてしまっている現状にある。

先日、私は某グループの自担であるメンバーの誕生日公演に参戦したのだが、誕生日当日がライブだというのは実に10年振りであり、今まで直接お祝いが出来ていなかったヲタクはかなりの数いると予想された。

また、ツアーの日程によっては毎年必ず被らない人や逆に絶対に祝われる人がいるのだ。

これはヲタクとしてかなり感情的に不満が生まれやすいし、逆にどんなに日程や会場の希望が合う公演でも、「○日は○○の誕生日だから他担は避けるべきだよな……」などと遠慮してしまう、倍率を気にしてしまう可能性もある。

 

これを解消するには、全員に誕生日付近にコンサートをする機会を与えることで感情を均等にする他ない。

 

そして2つ目は、ゲストの存在である。

普通、グループ単独公演ではかなり特殊な状況ではない限り、他のグループのメンバーの登場はない。

しかしながら、バースデーイベントはそれを可能にする。主役のメンバーの仲のいいメンバーや憧れのメンバー・OGの登場、またはビデオメッセージが事前発表またはサプライズであるのだ。

これはグループの垣根を超えてのゲスト出演が実現するので、プライベートで仲のいい人や研修生時代の同期なども登場する。

イベントに行った結果として、コンビ厨になって帰ってくるというかなりヤバいイベントであることは確かである。

 

実際、ジャニーズではグループ内外の仲のいいメンバーがいることが有名なメンバーも多いのは確かだが、雑誌などで語られていないエピソードが飛び出したり、逆にヲタクにはあまり知られていない関係性が浮かんでくるのだ。絶対に見たい。

 

 

3つ目の理由は、ライブコーナーである。

実際のバースデーイベントでは、歌が得意なメンバーは歌メイン+公演別で違うセットリストなどの工夫があるので存分に美声を聞くことができる。(そういうメンバーの場合、最推しでなくとも歌を聴きにくるヲタクがいるので毎回チケット落選祭りである)一方で、歌を歌うことに苦手意識があって普段歌割が少ないメンバーは、曲数こそ少ない場合があるものの、ヲタクとしては一曲丸々とそのメンバーが歌うことに非常に価値を見出せる。また、楽器演奏ができるメンバーは弾き語り、ダンスが得意なメンバーは歌わずオリジナルダンスのみを入れたりと自由度の高いものである。

 

そして、最も貴重なのが、モーニング娘。‘19、9期メンバー生田衣梨奈さんの持ち企画である「憧れフレーズメドレー」である。いわゆる曲の見せ場のパート(自分のパートではない)だけをメドレーにしてしまうという、本当にソロイベントでしか見られない最強企画なのである。

 

ヲタクは一度は自担にこの曲歌って欲しい・この歌割り欲しいと考えているものだと思うのだが、その欲望を叶えてくれるチャンスなのだ。別グループの曲はもちろん、時には事務所外のアーティストの曲も入ることがある。絶対に聴きたい。

 

以上が私がバースデーイベントをやってもらいたい理由である。よろしくお願い致します。

 

 

そして、最後に。

Jr.も応援してる身としては絶対にハロプロ研修生実力診断テストを入れるべきであろう。

ハロヲタハロプロ研修生にとっての年に一度の特大イベントである。

 

この実力診断テストは、アバウトに説明すると、研修生一人一人が思い思いの曲と衣装でパフォーマンスをし、ヲタクがそれに投票、その票数によって各賞が決まるというイベントである。

ジャニーズで言うとジュニア大賞が感覚として一番近いものであると思われる。最優秀パフォーマンス賞を受賞したとしてもデビューが確約されているわけではないが一躍注目を浴びる存在へとのし上がることができるという部分も通じているものがある。

 

ただし、これの難しい部分はヲタク側にある。

単なる人気投票ではないからだ。

 

歌、ダンスなどのパフォーマンス面が重視されているハロープロジェクトならではのこのイベントでは、推しだからといって無闇に投票することができる空気ではない。

どれくらいのモチベーションかというと、毎年採点表を持参してくるヲタクがいたり、初心者のために各研修生のプロフィールや期待値などを新聞のようにまとめて配布するヲタクがいるくらいである。

 

ジャニヲタとして、アイドルヲタクとして、そのモチベーションで実行できるヲタクはどれくらいいるであろうか。

ヲタクの成熟度が試されるイベントであることは間違いない。

 

とはいえ、一年ごとに成長する推しを見るのはすごく楽しいし、今回はどんな衣装でどんなパフォーマンスをするのかというワクワク感はヲタク冥利に尽きるものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

思ったより長くなってしまったが、ジャニーズの運営側に対しては、本当に本当に日々感謝をしているし、タレントの皆様方にはいつも元気をもらっているということは忘れないでいたい。

 

Berryz工房に助けられた女ヲタがSixTONESにハマった話


私は幼い頃をモーニング娘。全盛期で過ごし、漠然とアイドルに憧れを抱いている少女だった。


小学生になり、周りにはもうハロプロモーニング娘。の名を出す人間はいなかったし、私もたまーーにモーニング娘。がバラエティ番組などに出演するときに思い出したように見るだけであった。


その頃の女子の注目の的はジャニーズで、私も気がつくと同じようにジャニーズに夢中になっていた。今もだが。また、女性アイドル界隈はAKB48が全盛期を迎え、世間は「アイドル前髪でチェックの制服の女の子集団」こそアイドルであると認識し始めていた。


全盛期からその頃までのモーニング娘。と言えば「明るい髪で派手なメイクに露出度の高い衣装」が目立ち、世に言う清楚とは程遠い集団であった。でも、今思うに私はそんな彼女たちが好きであったのだ。好きな髪型、流行りのメイク、まさに『他人ウケより自分ウケ』という彼女たちが。とはいえ、みんなが派手であったかというと違う。道重さゆみのように黒髪を貫いたメンバーもいる。それもまた好きな髪型を貫いている彼女たちらしさである。


その後、モーニング娘。自体も黒髪率が高くなり、アイドルと言ったら清楚な見た目である。といった価値観が浸透したように思う。(平均年齢が下がったことも考慮されなくてはならないが)

私はこういった縛りを窮屈に思うようになっていった。

私の憧れていたアイドル像と段々とズレが生じていったのだ。気がつけば自分の容姿なんか気にしなくなっていったし、髪型だって鬱陶しくないのが最優先だった。洋服もヒラヒラしたスカートは履かなくなり、パンツスタイルのみで過ごしていた。



だが、それはあるグループとの出会いで一変する。


ちょうど中学生から高校生になる前あたりでBerryz工房のリリースイベント会場であったショッピングモールに家族で訪れた。そこで衝撃を受けた。

センターの紫の髪を始め、金髪や茶髪、またはももち結び。。。

どれも自由で全てが肯定されているアイドルに出会ったのだ。


最初の衝撃は髪色だけだったが、家に帰り調べてみると様々なことを知ることになる。


Berryz工房は、7人組アイドルグループ(結成時8人グループ)であり、現在は無期限の活動休止中である。

その当時、風貌が似ているアイドルが主流であった(主観)中で、あまりにもバラバラであった。


例えて言うのであれば、

「全員が違う雑誌のモデルやってそう」

といった感じである。

個性的であるという言葉では片付けられないのである。同じクラスであっても全員違う仲良しグループにいるであろう。

誤解を恐れずに言うと、身長は凸凹、スレンダーな子もいれば、女性アイドルの中では太めな子もいたし、地黒も色白も、パッチリ二重も奥二重気味の子もいて、その容姿からもバラバラ具合がわかる。


しかしながら、みんなそれぞれ自分の目指すアイドルを全うしている。それは伝わる。そんなアイドルである。


そんなことがあり得るのかというと、結成の経緯を知ると納得がいくだろう。彼女たちがグループとしてデビューしたのは平均年齢11歳。みなハロプロキッズオーディションで合格した15人の小学生の中から選抜された。

当時は恐らくまだアイドルとして生きていく覚悟もなかったのだと思う。また、どんな大人になっていくかも自分たち以外の周りの大人もわからない状態であったと思う。

そんななか結成されたグループなので、だからこそ彼女たちは何色にもなれたし、なることを望まれたのだと私は思っている。



当時、典型的なアイドルに飽きていた私にとってそれは新鮮に映り、そして自分を肯定されたような気分になったのである。


私は、Berryz工房には全ての女子を肯定してあげる強さがあると確信している。現在は無期限の活動休止中であり、現在の姿としてはBerryz工房はないが、今も映像などを見返すと、自分を肯定してくれる気分になる。


彼女たちの「かわいい」は一つではない。


派手な髪色でクルクルに巻き、マツエクやカラコンをして濃い色のリップを塗っていても、

一度も染めたことのない綺麗な黒髪を綺麗に梳かし、最低限のメイクだけで過ごし、頰に寝後をつけて微笑んでいても、

流行りの髪型、自分が影響を受けたものに合わせた髪型、好きなもの、自分がアイドルとして最大限に活きる容姿を好きなだけ追求してる彼女たちはいつだってかわいい。

そして、そのみんなに一つづつあるかわいいを否定せず、無理に合わせようとせず、大切にしているのがわかる。


だから、私も好きなメイクをして髪を伸ばして綺麗な色に染め、巻いてみたり、今まで遠慮していたワンピースやスカートを着てみた。

彼女たちほどかわいくは全くならなかったが、それでも自分の中にお洒落をしている自分を肯定できる免罪符を確かに持つことができたのである。


一般的には好きな人などができた時にかわいくなりたいと思って努力する人もいるであろう。それがないまま高校生になってしまっていた私に、かわいくなりたいと思わせた存在は、紛れもなくBerryz工房なのだ。


こうして、幼少期の憧れが完全に復活し、ハロプロの奥深さに惚れ込み、今の今までハロヲタとして生きてきた。





また、それとは別にジャニーズもずっと好きであった。

私が好きなのはいわゆるデビュー組の某グループの某メンバーであり、それも小学生の時から今まで全く変わらずに応援している。

小学生のころは、両親にコンサートに行かせてもらえなかったので、専らCDやDVDを買って聴いたり、テレビ番組を見たり、アイドル誌を買って読むくらいのファンだった。


DVDや番組は家族がいる手前、何度も繰り返し見ることができないが、アイドル誌は時間があるときに好きなだけ読めるので何度も何度も読み返していた。そこにまだSixTONESになる前の彼らがいた。

その時はまだグループすら所属していない彼らであったが、当時Jr.だったメンバーの中でも“お気に入り”のメンバーとして注目していた。

とはいえ、特に会いに行けるコンサートに行けるわけでも、ましてやファンレターを送るわけでもなかったので本当にただただ本の中の“お気に入り”でしかなかったのであるが。



その後、好きなグループはアイドル誌を卒業してから私はそれを買うことはなくなったので段々と本の中の“お気に入り”は記憶が薄れていくこととなった。



2018年、ジャニーズはデジタルに進出をすることを決めた。

ある意味実験台としてジャニーズJr.がYouTubeチャンネルを開始したのは記憶に新しいことであると思う。


当然、ジャニーズ界隈にいた私はその情報を受け取ったが特に興味が湧くわけでもなく、見ずに過ごしていた。


しかし、SixTONESがMVを出した時にたまたま、その日の気分で再生ボタンを押してしまった。


そこには昔本で見ていた声もダンスも見たことがなかった“お気に入り”の子が大人になり歌い踊っている映像があった。


すごい。今でも頑張っているんだ。


ただ、そう思いYouTubeアプリを閉じた。その時は。




数ヶ月後、妹の勧めでMVではなくただ楽しそうにクイズに答えている動画を見た。全員好きなだけ喋り、ボケツッコミの立ち回りが目まぐるしく変わる中で、唯一感じられたのは、メンバー同士がそれぞれを尊重しあっているということだ。

細かいところでいうと、髪型を被らないようにと工夫しているのだが、〇〇がこの色にしたなら自分はこの色に変えようと柔軟に変えていくところがある。他のグループは黒髪・前髪ありのメンバーばかりになったとしてもそれはそれとして活動しているように感じているが、SixTONESにはそれを感じられない。

プロとしての覚えてもらいやすさと自分の好きなものやりたいことを尊重するスタイルはBerryz工房にも通ずるものがある。

こうして、無事SixTONESに引き込まれていくことになったのであった。



なぜ、ハマったのか自分なりに考えたところ、それはやはりBerryz工房の好きな部分との重なりを異常に感じたからなのではないかと思い至った。


SixTONESは、いい意味でバラバラである。

なのに仲が良さそうだし、息の合ったパフォーマンスは多くの人を魅了する。


ドラマで共演したことをきっかけに結成されたこのグループにはある種の運命を感じる。

当然メンバーのバランスは考えられているのは承知の上であるが、特に仲良し6人組ではない彼らがお互いを引き寄せ、グループを組み、そして2020年にデビューを迎えるのである。


そして、私が長年応援している某グループは似たようなタイプが集まっているグループだなと感じる。全体的にインドアで内向的な人が多く、常に肩を寄せ合ってスクラムを組んで立ち向かっていくような印象がある。

一方で、SixTONESはどうだろうか。内向的な人も外交的な人いるように思う。しかも極端な人が多いかもしれない。でも、それを否定せずに肯定しつつ、外側を向いて円になって外を睨み続けているような印象だ。いつでも攻撃できるし、いつ攻め込まれてもこの場所は守り抜いてみせる。そんな強さを感じられる。


どちらがいいという話ではない。

あくまでもBerryz工房との比較のなかで重なる部分がただ多いということである。


私は男性ではないので全ての男性の肯定であるとまでは言い切っていいのかわからないが、その可能性を強く感じる。

ハーフでも、親族に対して言われることがあっても、父親が偉大すぎても、ダンスが下手でも、友達が少なくても、本人たち自身が追求しているものを見ていれば黙って納得するであろう。

みんなそれぞれかっこよく、このかっこいいは誰にも否定できない。




私は、彼女らと彼らが求める理想が現実になる日を求めて今日も生きていきたいと思う。







最後に、



菅谷梨沙子さんと夏焼雅さんの歌声とジェシーさんと京本大我さんの歌声はグループの強みでしかないし

熊井友理奈さんのスタイルと清水佐紀さんのダンスと森本慎太郎さんのダンスはグループの華だし

徳永千奈美さんの笑顔や高地優吾さんの笑顔は人を明るくさせてくれるし

嗣永桃子さんのプロ意識やストイックさと松村北斗さんのそれはグループの指標になるし

須藤茉麻さんの思いやりと田中樹さんの思いやりはグループの安定には絶対に必要だし



兼ヲタ増えたら嬉しいな!!!!!!!!!